千秋さんとの出会い

千秋さんと出会ったのは、私がインタビュアーとして仕事を再開してまだ1年も経っていない2023年の11月でした。

願望実現クリエイターの清水慈永（しみずたえ）さんと一緒に始めた「願望実現クリエイタービジネス開花プログラム」の第一号のお客様が千秋さんで、

私自身もこのご縁にどんな物語があるのだろうとワクワクしたのを覚えています。

清水さんのKindle本「無を知ることで得られる最高のギフト」を読まれて、この人に会いたい！と思って来てくださった千秋さんは、清水さんの幼少時代とご自分を重ねるところもあってシンパシーも感じられたようです。

それは幼い頃の母親の離婚、再婚による実のお父さんとの生き別れで始まった、養父との緊張した暮らし。
清水さんもまた、物心ついた頃から継母の元で育ち、その寂しさが体に症状となって現れ、苦しんだ1人です。

千秋さんもその寂しさ、緊張感が体に表れ、それはさらに憎しみとなってまた千秋さんを苦しめました。そのあたりのお話からお聞きしています。

【Chapter１苦しみが溶けるとき】

🔳動画の目次（16分39秒）
00:00ハイライト
00:24 プロフィール紹介
01:25 体に現れた養父との関係
03:25 夫の交通事故で得た気づき
10:25 逝く前の養父との時間
11:57 私の大切なもの
15:50 Chapter２ハイライト　

プログラムが始まると起きる不思議

夫が人身事故を起こしてしまったと千秋さんから連絡が入ったのは、プログラムが始まって約２週間後のことでした。

事故の直後は、この事故は自分とってどんな意味があるのだろう、この目の前に起きたネガティブな現象は自分の何が引き起こしたのだろう、自分のネガティブな思考かしら、、、と自戒を込めて呟いていた千秋さん。

すぐに清水さんは、ご主人や千秋さんがこの体験を通して何を感じたのか、何のメッセージだったのかを知ることが大切ですよ、このメッセージを受け取ることでこういう体験は終了、、、ということになります、と返答。

それから１週間後、千秋さんは自分の中にあった「怒り」に気づきました。

清水さんからは、その「怒り」の奥に潜む
①認めてほしい②分って欲しい③愛してほしい④助けてほしいという自分の中にあるものを全部認めてあげて、とアドバイス、千秋さんはさらに「気づき」の階段をすごいスピードで上がっていかれました。

目標によって方向付けられるもの

千秋さんの大きな気づきのきっかけとなった体験は一見ネガティブでしたが、丁寧に観ていくと大きなギフトでした。

これは自分の人生を諦めないで創造していこうと決めた千秋さんに、無意識的なエネルギーが集まり、必要な出会いや出来事が生まれて進みたい方に動き出したのではないかと思うのです。

出会う出来事や体験は必ず自分にとって意味のある必要なものだと受け止めることが自己受容であり、満足感を味わう世界を創っていくには必要なことなんだなぁと千秋さんを見ていて思いました。

千秋さんの大切なもの

動画では話が出て来ませんでしたが、幼い頃からの我慢は千秋さんが意識していなくても体には表現されていたようで、ずっと歯の痛みは続き、噛み締めが強くていつも食いしばっていたために口の中の骨まで変形していたそうです。
そして、ご主人の人身事故による気づきの後、奥歯は限界が来て抜歯されました。

自分の中にある不足感、その不足感からくる衝動。そんな中、「そのままでいいよ、心配ないよ」と千秋さんを柔らかく包んでくれたのが「香り」だったようです。

Wisdom Of The Earth(セドナ近郊にある小さな精油会社）の
「オークモス」（苔）が一番のお気に入り

被害者意識の穴から抜けると見える景色

自分は被害者ではない、とても愛されている、大切にされてきた、充分幸せだと感じられる自分になるということは、視座が高くなっているということ。

自分だけの世界から、理性を持って自分を上空から見てみると、いかに自分が恵まれていたか、支えてくれている人がいたか、また、どんな人も進化の過程であって、憐れむことなど何もない、たとえ自分の目の前に高い壁があったとしても、その壁の向こうには明るい未来を観測することができます。

私は啐啄（そったく）という言葉を思い出しました。啐啄＝雛鳥が生まれる準備ができて卵の殻をつつく、その時に親鳥も外から卵の殻をつつく。それは絶妙なタイミングで、雛鳥が卵の殻をつつく前に親鳥がつついてしまったら雛は生まれることなく死んでしまう。

千秋さんが自身の不足感からたくさんのことを学び、心を熟達させ、その領域へ行く準備を整えたとき、このプログラムに参加してくださったんだなとしみじみ思います。

私も千秋さんに出会わせてもらって、そんな変容の様子を目の当たりにさせてもらえたことに感謝しています。

2023年2月、私のラジオ番組に清水さんと
一緒にゲスト出演してくれた千秋さん

え？こんなに軽やかに？

千秋さんにお会いした時、千秋さんが最も不安を感じていたのが「お金」でした。
でも、被害者意識から抜けると、その不安が嘘のように、絶妙のタイミングで、「え？そんなことで？」というような軽やかさで嘘のようになくなり、新しい現実が創造されていきました。

【Chapter２　外れたお金のブロック】

🔳動画の目次（14分30秒）
00:00　ハイライト
00:25　お金に対する思い込み
01:31　お金に対するブロックが外れたきっかけ 02:25　良い子のチャイム
06:58　新しいお金に対するマインド
07:20　お金に持っていたイメージ
08:50　お金とビジネス
09:59　ヒプノセラピーで得られた「安心感」
12:12　 香りのサポート
13:25　エンディング　

あるがままを楽しみ、変化するがゆえの安定を知る

稼ぐ必要がなくなった

お金への不安と自分への不足感から、何者かになってお金を稼がなくては！！と思って、「ビジネス開花」のプログラムに参加してくれた千秋さんから、こんな気づきのメッセージが届きました。プログラム開始から３ヶ月後のことでした。

『必要なお金は必ず入ってくる！という体験を何度もして、お金が欲しい！欲しい！と思うのがほとんどなくなってきた感じがします。
以前より、儲けたいとかお金をたくさん稼ぐぞ！とかの気持ちがあまりない感じがします。
お金を稼ぐことよりも自分のできることを喜んでもらえることが、楽しいし嬉しいと感じるようになりました。』

千秋さんはこんな気持ちでプログラムを続けられるか、私たちに悪いんじゃないか、と思ったそうですが、私たちはこのマインドこそが幸せな起業家だとこの千秋さんの変容を祝福しました。

だってお金に対する安心感があって、そこを心配せずに喜んでもらえることに集中できるし、喜んでもらえるからお金というエネルギーがもらえるし、それがエネルギーの循環だと思うからです。

プロフィール写真撮影・大崎にて
Phot by Chica

揺らぎを止めない

体も心も上がったり、下がったり。
感謝に溢れる時間を過ごせたかと思うと、何かの拍子に怒りが湧いて来たりして、私たちはそんな揺らぎの中にあって、それが自然です。

人生上の「苦」の時に生まれる「ストレス」「緊張」でさえも、否定されるべきものではなく、凄まじいばかりの緊張の後には、それに使ったエネルギーの分だけの静寂が訪れます。

雨が降ってもいいし、晴れてもいい。心が熟達してくるとそんな心境にきっとなれるのでしょう。
でもまた、そんな心境がずっと続いたらいいなという執着もまた偏っていると言えます。

この心境でさえも移り変わっていくことこそ自然。自らが変化していくことを恐れてはならないんですよね。

私たちは熟達の過程を上がったり、下がったりして揺らぎながら、繰り返し「雨が降っても晴れても良し」的な心境を都度、自覚していく、そしてこの回数が多いほど人生がきっと豊かになっていくんだろうなと思います。

まず自分を満たす

千秋さんが願望実現クリエイターとして創りたい世界は、誰もが自分のことが大好きな世界。

まず、自分を満たしていく。

自分が幸せだと感じられる人が増えたらきっと世の中は甘美に違いない。

そして自分の心やスキルの熟達が誰かの役に立っているという感覚は自分自身の存在感、評価を高めます。自分を満たすために身につけた技術は今度は人に与えて返ってくるものでさらに自分を満たしていくものになるでしょう。

千秋さんのヒプノセラピー、ヘナ、アロマは千秋さんが創り上げる千秋さんのもの。
創造とは他人の物真似ではない、自分なりのものを自分が創っているという自覚、満足感。

2024年9月、ご一緒した宮古島リトリートで、島の風に吹かれながら他者にアロマでセッションをした時の満足げな千秋さんのお顔が印象的でした。

宮古島リトリート、
ホテル「てぃだの郷」のお庭で

深まっていく自分を愛おしく思う

どこまで行っても「満足」には到達できないというのはある意味正しいけれど、「満足」は到達することではなくて無限大に広がっていける、宇宙のように広がっていけるものかも。

今の自分から変化すればするほど至福の感じ方は変わるし変化していく。深まっていく自分を愛おしく思えたら、目の前の誰かもきっと自分が愛おしくなる。

私はあなた、あなたは私。
あなたとの比較ではなく、自分の過去と比較する姿勢。そして次第に個は明確になって自分のことが大好きになってる。

千秋さんのセッションにご興味のある方は一番最後を見てね

宮古島で海亀と泳ぐ千秋さん
ご主人のナイスショット